和歌山市 古屋
丸平中華そば専門店
和歌山の中華そばの原点は諸説あるようですが、個人的には醤油豚骨系のいわゆる車庫前系がそれだろうと思っています。
その車庫前系の有名店、丸木さんの初代店主の娘さんが経営する丸平さんに訪問しました。
こちらのお店は初の訪問となりますが、まず最初に驚いたのが入り口が自動ドアという最先端のシステムを導入していた点です(笑)
おもむろに店舗入り口前に立つと、サーっと扉が開いて度肝を抜かれました(笑)
店内はテーブルとカウンター、併せて約25席のお店。
広すぎず狭すぎず、どことなく本家の丸木さんに通じる雰囲気があります。
メニューがシンプルなところも丸木さん譲り。こういう潔い経営スタイルは丸木イズムを見事に継承していますね。
しかしながらアルコールを販売している点は丸木さんとは若干異なりますね。
札にチャーシューとだけ表記されているのはチャーシュー中華そばの略なのでしょうが、このメニューも丸木さんにはありません。
中華そば(600円)
見た目はまさしく車庫前系。スッキリしたスープが品のよい仕上がりを感じさせます。
少し歯ごたえのあるチャーシューが特徴的。もも肉なのでしょうか、脂身がほとんどなくあっさりしています。
トッピングの黄金トリオ、しなちく・ネギ・ナルト、がきっちり脇を固めていますね。
ストレート細麺。
少しオイリーなスープの影響か麺に光沢がありました。
アップにしてみると、スープ表面の油がよくわかります。
丸木さんと比較すると、この油がくどく感じるか否かが、違いの典型的な点かと思いました。
チャーシューが淡白なので、スープをオイリーに仕上げているのであれば、緻密に計算されていますね。
食べ終わったあとのスープのクリア感が車庫前系の売りのひとつで豚骨醤油系にはこれを望めません。
玉子(60円) 巻き寿司(150円) 早寿司(110円)
油ギッシュになったお口をお寿司でリフレッシュするのも手段のひとつです(笑)
早寿司が安価に設定されているところはポイントが高いです。
初老の婦人お二人で経営されているお店なので、どちらかが初代丸木店主の娘さんなのでしょうね。
作業の手際は初老ならではの穏やかで無駄のない所作でした。
意気のいい調理風景も見ごたえありますが、コツコツ時を刻み続けた老職人さんの洗練された動きは、中華そば同様に一見の価値ありです。
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営業時間
・17:30~翌01:30
定休日
・月曜日、第二火曜日
駐車場
・有
○平 中華そば専門店 (ラーメン / 八幡前駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5